稲田の家
デザインコンセプト
一日中太陽の光がさしこみ、自然にさわやかな風が流れる心地よい住まい。
施主様との出会いは、お客様の入居後見学会でした。
土地を購入しての新築をご計画で、すでに希望の土地をある程度絞られていました。
お話を詳しく聞くとタテに長い土地とのこと。気になる点があり現地を一緒に見に行くことになりました。 言うまでもなく土地選定は家づくりにとってとても重要な要素です。結果的に施主様の心配事や疑問はすっかり解消されて、ここから家づくりが本格的に始まりました。
「タテに長い土地をどのように活かすか?」「雪を心配しないでいい工夫はないか?」「読書が趣味のご夫婦にたくさんある本をすっきり便利に収納する方法は?」そして、「外の景色をうまく取り込んで光と風がよく通る空間にするには?」「どうしたらそれぞれの空間や部屋をいかに心地よくできるか?」そのようなポイントをテーマにして設計が始まりました。その結果、完成するのがワクワクで待ち遠しい家づくりになりました。
ご夫婦から受ける柔軟な発想力と決断力、そして私共はじめ職人さん達に対する信頼感をひしひしと感じながら完成した住まいです。
ポイント1
小屋裏収納と明るいLDK
除雪の作業を極力避けるためインナーガレージと消雪パイプを選択。さらに保存する書類が多い奥様のため、ガレージ内の空間をうまく利用し小屋裏収納を設置することで広い収納を確保しました。
リビングに続く1階の廊下は中庭の景色を楽しめるよう大きな窓を配置しました。それにより明るく風通しのよい空間になりました。
LDKは、各面に窓を設け、一日中 日の光が入る明るい空間になっています。また、和室の障子を開ければ広々とした一つの空間として利用できます。和室は家で仕事をするための書斎としても利用でき、庭を眺めながらのんびりと過ごせる空間です。もちろんお客様がいらっしゃった時にはゲストルームとして活用できます。
ポイント2
プライバシーも確保できる多目的スペース
東側に開けた大きな窓の先はもう一軒家が建つくらいの広いスペースがあり、ガーデニングや家庭菜園、駐車スペースなど将来の楽しみが広がります。周囲の目を気にすることなくプライバシーを確保できる活用の幅が広い魅力的なスペースです。
また玄関までの軒の出を広くし、雨や雪をさけられるよう工夫されています。