国府の家
デザインコンセプト
快適な家づくりのために…。
建物の広さは約40坪。ご家族4人で暮らすシンプルさ素材感を意識した住まいです。
今回のポイントですが、設計者に一任というのがその一つです。もちろん建主さんの要望や家づくりに至った経緯、ご家族の事、家づくりのこだわりなど色々お話を聞きながら時間をかけて練った結果のプランです。
風や光の通り道、ご家族のコミュニケーション、ちょっと昼下がりにくつろげる空間、自然の風を活かし、空間の広がりをより快適なものにできるよう設計されています。これらは、建主さんの生活のイメージから取り入れられています。そして、現在の住まいの不便さを解消できるよう工夫されています。ご家族それぞれの居場所を配置しつつ、家族のまとまりを家に詰め込みました。
一般的に、初めて家をつくろうとお考えの皆さんはあれもしたいこれもしたいと色々と夢を膨らましてこられます。これはごくごく当然のことだと思います。しかし、すべてそれを盛り込んでしまうと実は使わない部屋や空間が出てきてしまいがちです。そして、それは無駄な予算となってしまうのです。よって、本当に快適な住まいを限られた予算で実現するということは、設計する側がいかに建てたい方と向き合い、必要な物を整理できるかが大切なポイントです。そうすることで住まわれる方にとって無駄のない快適な住まいができていくのです。
ポイント1
風の流れと開放感
玄関から直結した食品庫そこから直接キッチンに続く動線は使い勝手もよく機能的です。
リビングに続く通路のカウンターはキッチンにも対面しているのためコミュニケーションスペースとしても最適です。
無垢の杉板がはられたリビングは歩くととても感触がよく、大きな窓によって感じる開放感とともに非常にくつろげる空間になっています。
和室は障子に囲まれ天井と障子の間に設けられた空間が空気の流れを作り、閉鎖感を軽減します。
洗面脱衣所は風通りもよく、明るい空間になってます。収納も工夫され必要なものを必要な所にしまえるような設計です。
ポイント2
外観のアクセントと機能性
道路と接する部分は、車の出し入れがしやすいように空間をもうけました。
また、屋根をだすなど工夫をして自転車置き場にしました。
玄関横の木のルーバーは程よい目隠しとなりまた、建物全体のアクセントとしてもいかされてます。
リビングから張り出した軒の下にウッドデッキを設け、多目的に活用できる空間を作りました。
将来は、リビングとウッドデッキの前に広がる庭に家庭菜園が出来る予定です。