弥彦村大戸の家
デザインコンセプト
安心して返済できる予算内で理想の家を建てる
最近の家づくりを考えてる方たちとお話していると、35~40坪くらいの家づくりを希望される方がほんとうに多くいらっしゃいます。詳しく内容をお聞きしていくと、広いLDKが欲しい。独立した和室が欲しい。家事室が欲しい、など一部ですが夢がふくらみ理想とする家がだんだん大きくなっているように感じます。でもそのまま無計画を進めてしまうと…
あれもこれもと建物が際限なく大きくなる。建てる前は必要と思っていたが、実際すんでみるとまったく使わないスペースだと気付く。資金計画を無視した間取りづくりになってしまう。建ててから住宅ローンの返済がたいへんで生活費が苦しい。あなた様は、どうすれば予算の中で最高に満足のいく家づくりができるのかと悩まれていませんか?
こちらのお宅は延床面積29.25坪です。面積だけ聞くと一般的には「少し小さいかな」とイメージされる方がいるかもしれません。ですが設計士の考え方や経験と技術、敷地の特徴を生かし設計していくことで、毎日家族4人がゆったりと気持ち良く暮らせる家に仕上がっています。いつも家族の笑い声が近くに感じる距離感、窓から見える弥彦山や緑が豊富な環境など、家族みんなが豊かに暮らせる家づくりは、決して大きさや部屋数だけではありません。
ポイント1
敷地を最大限に生かす
こちらの敷地面積は108.37坪。施主様と設計士との間で、この敷地をどうしたら最大限に生かせるか?といことが大きなテーマのひとつでした。そこで南面に大きな庭と畑ができるスペースを設け、LDKにウッドデッキを、そしてデッキ上に屋根を大きく張り出させました。そうすることによって、家の中と外との出入りが容易となり、畑で収穫された野菜をデッキで仕分けたり、友人や親戚を呼んでバーベキューをするときにも大活躍してくれます。
キッチンは小さなお子さんがいらっしゃるので対面型を採用しました。キッチン裏にはたっぷり収納できる食器棚を制作。リビングの一部に4.5帖の畳を敷き、お庭を眺めながらゆっくりと流れる時間を過ごすことができます。リビング内で室内物干しも採用し、冬場でも選択に悩むことがありません。
お子さんとのコミュニケーションを意図的に考慮した階段。将来収納にできる小屋裏、子供室の収納を改めて考え直してできたクローク、将来区切る子供室など、今だけでなく数十年後に家族構成が変わったとしても充分機能を果たせるよう設計しました。
ポイント2
弥彦山の景観と季節を感じる
こちらのお宅からは弥彦山が望めます。周辺にはまだ田んぼがたくさん残り、樹齢100年以上の大きな木も望める観光の良い場所です。土地探しの段階でも弥彦山の景観と季節の変わり目を意識して探していました。きっと家族間で「桜が咲きはじめたよ!」「山が青々してきたな」「そろそろ紅葉がピークだね」「昨日寒かったけど、頂上あたりがうっすら白くなったね」なんて会話するのではないでしょうか。
家づくりも大切ですけど、どんな生活がしたいのかによって選ぶ土地も変わってきます。