矢代田の家
デザインコンセプト
地元、新潟スギブランドで建てた家。
家づくりに求めるものは、最新の住宅設備やデザインといった、目に見える部分も大切ですが、最も肝心なのは、もしもの災害から家族を守る「家の構造」や「家を構成する材質」です。
その中で、最も贅沢なのは「新潟で家を建てるなら、新潟で育った木を使い、新潟の気候風土にあった快適な家を造ること」だと思います。残念なことですが、現在の森林の多くは、手入れが行き届かず、荒廃しているのが現状で、それによって、同じ種類の木でも材質に大きな違いが生まれてしまっています。そこで「新潟スギブランド」という認証制度ができました。新潟県が定めた含水率なのどの「基準」をクリアした、狂いが少ないなど品質・性能が明確な「県産スギ材製品」で、「越後杉ブランド認証員」または「認証工場」が実施する検査において、合格した優良な住宅資材(製材・集成材・合板)をいいます。それにより、新潟の気候風土にあった快適な家づくりに必要な製品を提供するとともに、身近な県内の森林整備にも貢献することが出来るのです。
この家は、新潟で何十年もの年月を重ねた材木を使って、地元の職人が精魂込めて建てた、資産価値の高い家です。
ポイント1
一体感のある開放的な空間
近い将来に、ご両親との同居を見据えた、二世帯対応住宅です。
ご両親の老後を考え、もし介護が必要になった場合でも、二間続きの和室なので、不便さを感じさせません。またLDKと隣接しているため、襖を開ければ一体感のある開放的な空間となります。
玄関からリビングへ続く廊下ホールには大きな窓を設け、外の景色を楽しめる工夫もされています。
ポイント2
上品さと、高級感を演出した外観
外壁には、近年使用が増加しているガリバリウム鋼板を使い、シャープな印象を与えると同時に防食性に優れた素材です。
屋根ポーチはスギの羽目板をし、上品さと、高級感を演出しています。ブラウンの外壁にサッシ等の色も合わせることで、全体的に落ち着きのある外観に統一しました。