2019年9月の見学会のご案内
住宅地に建つ穏やかでちいさな海の家
見学会のポイント
- 遊ぶ、眺める、作業する!
用途の異なる3つの庭 - 穏やかな佇まいと塩害対策を考慮したデザイン
- LD+K、D+LK!
家具レイアウトやシーンで可変する17帖のLDK - 1帖の余白を活用した畳敷きの書斎
- 「干す→たたむ→仕舞う」が便利な洗濯動線
他にも見所はたくさんあります。あとはあなたの目で、直接現地でご覧下さい
ご案内
この見学会は終了しました。多数のご来場をいただきましてありがとうございました。
※駐車台数に限りがあります。混雑時はご予約のご家族を優先させていただく場合がございますので、予めご了承ください。
熊木からのメッセージ
奇をてらわず元々ある街並み・風土と仲良くなるために
青山海岸付近の住宅街、54坪の敷地に建てられたのは29坪のちいさな家。
今回の計画ではしっかりと対策しなければならないポイントがいくつもありました。塩害対策の他、目の前に大きなマンションが建っているため、プライバシー確保も重要になってきます。そこで、外と内部の大切な部分にしっかりと予算をとるために、建物はコンパクトな整形総二階とし、プライベートなスペースは道路から一番離れた場所に設けました。また、敷地の間口・奥行きとのバランスから庭を無駄なくとるために考えたのは、建物を斜めに振ること。これにより、それぞれ役割をもった庭が生まれただけではなく、建物の隙間から覗く奥の庭の植栽により奥行きも感じられます。
内部の要望は、畳の間とオープンキッチン。和風と洋風のどちらかに引っ張られてしまわないよう設計士が提案したのは、小上がりのリビングとキッチンから少し離したダイニング。
テーブルやソファのレイアウトを変えることで、キッチン・リビングとフレキシブルにつながります。トレンドや今の好みを切り取るのではなく、言葉の奥にあるエッセンスに触れることが設計士の大切な役割でもあります。ご家族の個性が自然と現れたこの穏やかな家で豊かな暮らしがはじまります。
プランニングポイント1
家族の暮らし方を聞くとLDKは「作業する」「食べる」「くつろぐ」が明確に分かれていました。そこで、ワンルームでありながら明確にエリアを分けつつも、家具レイアウトでなんとなくつながれる工夫をしています。どこにいてもなんとなく目線が合い、なんとなくこもることもできる気持ちの良い空間。高さなどの断面計画は間取り以上にとても大切です。
プランニングポイント2
整形敷地を活用するために建物を斜めに配置しています。気取った意匠では“変わり者”と見られることもあるのでシンプルな切妻屋根と、あえて玄関ポーチの屋根は波板ポリカで素朴さも出しています。実は南にあたる裏庭だけではなく、総二階の建物が建っても隣接するご近所さんにも採光を届ける役割も果たしてくれます。塩害を軽減するため杉板張りの外壁や、ステンレス葺きの屋根などにコストを充てるためにバランスを考慮しています。
この機会に見学会に参加して「新しい家ではどんな暮らしがしたいのか?」「その為にはどんな住まいが必要なのか?」など、家族にとって理想のライフプランをお考えになってみてはいかがでしょうか?きっとヒントが見つかるはずです。「家族がもっと幸せになるための家づくり」私たちはそのお手伝いを全力でやっていきます。
※もしも道に迷われましたら、詳しくご案内しますのでお気軽にご連絡下さい。
株式会社熊木建築事務所
代表 熊木英人