気分に合わせて居場所が選べる居心地の良い家

お施主様との出会い

お施主様と初めてお会いしたのは2013年2月の完成見学会でした。小学校に通う7歳のお子さんと、中学校に通う13歳のお子さんを育てる金本さんは、これからは今まで以上に教育資金が必要になることを思うと、自分たちの適正予算はどのくらいなのか？とお悩みでした。そこで将来の教育資金を確保できて、ゆとりある建築資金の計画を一緒に考えることから家づくりをスタートしました。そして資金計画に沿った土地探し、間取りをじっくりと相談しながら進めて、ようやくお施主様ご家族の理想の家が完成しました。今回はお施主様のご好意で3日間限定で完成見学会を開催します。

明るくて広いLDKと、明かるさを抑えた和室

お施主様ご家族は「家族が集まって長い時間をすごす部屋を、より心地の良い空間にしたい！」というご要望をお持ちでした。そしてその心地よさを演出するために、南と北が道路に挟まれている土地の特性を最大限生かす設計にしました。一日を通して明るい光を取り込みやすい南側には、家族が集まって長い時間をすごすリビング・ダイニングを配置。リビングには大きな窓を設けて庭に植えられた三本の木を眺めることができます。住宅地の中でも緑を感じながら家族の団らんを楽しめる明るくて開放的なリビング・ダイニングになりました。そして北側には和室を配置。北側のやさしい光は精神的な落ち着きを与えてくれます。和室の窓からもお庭を眺めるられて心の安らぎを感じます。やわらかい光の和室と、開放的で明るいリビングを設けることで、その日の気分によって過ごす場所を変えることができるようになります。敷地が道路に挟まれているので、周囲の視線にも配慮しました。板塀や植栽、さらに窓の大きさや高さを工夫することで周囲からのプライバシーもしっかり守られます。

家族や友達もくつろぐ図書室

読書が大好きなお施主様ご家族。本は実家に預けているものを含めると数百冊にもなります。それらの本を収納できる大型の本棚が欲しいと要望がありました。そこで南側に面した家中で一番明るい2階ホールに大型の本棚を設置した図書室を作りました。ただ本を収納するだけではなく、ご家族で読書を楽しんだり、お子さんが勉強をしたり友達と遊んだり多目的に使えるセカンドリビンとしても活用できます。

居心地を考えた3つの空間

この住まいには3つの居場所が存在します。広くて明るい17帖のリビング、コンパクトでやさしい光が差し込む6帖の和室、機能的で落ち着ける7.5帖の図書室。人の気分は一日ごとに変わるものです。そこで広さや明るさの違う空間をつくりました。その日の気分や体調に合わせて居場所を変えることでいつでも居心地良く過ごせます。この機会に広さや明るさを工夫したそれぞれの空間を体感してみてはいかがですか。

見学会で私たちは必要以上の説明はいたしません。あなた様がお聞きになりたいと、何が本当で何が嘘なのか判断基準をわかりやすくご説明いたします。お約束しますが、見学会で売込みは一切ありません。見学会で、お目にかかれることを楽しみにお待ちしています。

株式会社熊木建築事務所　新潟
矢部 英幸