家は完成がスタート　～暮らしの為の家～

こんにちは。設計・現場管理の植木です。

日頃、愛着を持って暮らしていただけるような家造りを目指していますが、過去に建てていただいた方は我々も感心させられてしまうほど上手く住みこなしてくれています。

今回はそんな暮らしの中の工夫や、楽しみ方をご紹介したいと思います。

■W様邸

好きな家具や、カーペット、インテリアグリーンがしっかり主役になってくれています。

建築で造り込むのは最小限。

建築工事で造り込むのは空間の中で　”ココぞ！”という所だけで良いのかもしれません。

バランスが難しい．．．。

毎回、悩まされるところです（笑）

引き渡してから4年目になりますが、床がとても綺麗だと思っていたらW様自ら再塗装していたとのこと。

少し光沢の出るワックスで高級感が出ています。

素晴らしい仕上がりです！

■S様邸

棚やカウンターはS様自らが取付けた物です。

自分たちの使いやすいように、工夫して暮らしてくれています。

キッチン周りも、家具を使いながら上手く収納されています。

好きな調理器具・道具に囲まれていて、料理の時間も楽しくなりそうです。

ちなみにS様邸も引き渡してから4年ほど経ちますが完成直後はこんな感じでした。

やはり、手入れをしながら愛着を持って暮らしていただくと、味が出てきて良いですね。

経年変化で木材の色合いが変わってくるのも手伝って、雰囲気がグッと良くなっています。

これからもS様の生活の変化に伴って、良くなっていってくれると思います。

■Y様邸

外回りも1つご紹介。

8年前に建てていただきました。

庭の樹木が大きく成長して立派に育っています。

緑があると家自体の印象も柔らくなって、優しく見えます。

玄関周りには好きな植物を並べています。

樹木の緑とはまた違う優しい印象になります。

緑のカーテンです。

周囲にも緑を提供できて、内部の目隠しもしっかり出来ています。

植物はバラで、朝は窓を開けると良い香りが入ってきてくれるそうです。

一部ですが、それぞれの暮らしの楽しみ方をご紹介させていただきました。

改めて思うことは暮らしの中の楽しさは建築の要素より、自分の好きな家具や調度品、インテリア、植栽、DIYなどの方が多いということです。（もちろん建築でバランスの良い空間をつくるというのもとても大切です）

建築はあくまで背景で、住む人が生活の変化に応じて楽しめるような余白を残しておくことも暮らしを考える上で重要なことのように思います。

家造りを検討中の方も暮らしという所に目を向けてみると家造りの計画が楽しく進められるかもしれません。

話は変わりますが、

現在、お店のような住宅が増えている中、家のようなお店の計画が始まりました。どうなっていくことか．．．。