熊木建築事務所ブログ
2018.1.29(月)/お知らせ
新米現場監督わたなべ♀の建築奮闘記⑦
こんにちは、新米現場監督の渡辺です。
最近は“冬本番”をひしひしと感じます。
私は新潟市に引越して5年ほどになりますが、
いまだにあのカチコチに凍った道路を運転するのには慣れません(汗)
皆様も外出の際にはお気を付けください!
さて、もうすぐ「小新の家」の完成見学会が行われます。
その前にほんの一部ですが、「小新の家」をご紹介したいと思います!
外観の特徴は、大きく軒の出た屋根です。
軒を出すことは、デザイン面だけでなく、
日差しや雨を防ぐための機能的な役割においても重要なものです。
四季を大切にする日本だからこそ、天気が悪くても窓を開けて生活できるように
自然に備わった機能の一つなのだと思います。
外壁の材料や色は、住人や設計の好みではなく、街並みを意識して考えられています。
その佇まいは、一歩ひいた謙虚さとずっとこの街をながめてきたような穏やかさがあります。
室内は、畳をふんだんに使い、建具には格子戸や障子を取り入れるなど、
至るところに日本的な暮らしを感じられる工夫が凝らしてあります。
景色が開ける南側には、『食卓・台所』と『居間』を設け、
それぞれに面するテラスが、内と外のつながりを大切にしています。
1階は外部収納、自転車置き場、玄関ポーチ。
1階の大きな窓には庇で日除け、雨除け。
杉のトンネルと呼んでいます。左手に居間兼客間。
仕切りの引き違い戸の鴨居に秘密のテクニックが!?
サッシを天井付にして、外への視線の抜けをつくっています。
写真では伝わりにくいですが、柔らかい雰囲気です。天井は舟底天井。
平角材の柱で書斎・物干しスペースと領域を分けています。
“家”は基本的に“日常生活”を営む場所です。
なので、あまり特別なことはしないほうがいいです。
しかし、「小新の家」では“非日常”を感じる空間もあって、雰囲気がはっきりとわかれています。
それは、クロスや床材など、目にみえてわかりやすいものだけで表現されているのではなく、
建具の内法や、窓枠の納め方などのディテールにも趣向を凝らしているからです。
小新の家の見学会では、そんな細部までの心づかいが全体の質を高めていくということを
皆さんにも実感していただけると思います。
2/10(土)、2/11(日)、2/12(月)
皆さんにご覧いただける見学会を上記の日程で予定しております。
詳しくは2/2(金)更新のブログをご覧ください。