黒井の家

デザインコンセプト

将来を見据えた家づくり。

施主様と初めてお会いしたのは完成見学会でした。すでにお住まいの家があり、二世帯での建て替えを予定されてのご来場でした。その後、完成見学会を何件かご覧いただき、また、OB様(自社でお建ていただいたお客様)の見学などにもご参加され、計画を具体化されていきました。プラン作成時には施主様はもちろんですが、設計担当と共にご自宅に伺いご両親様のご希望などをお聞きしながら、ご家族それぞれの空間を最大限快適にできるよう打ち合わせを重ねていきました。そして、ご家族が待ちに待った家が完成となりました。

LDKに敷かれたのはナラを使用した無垢の床です。素材感が広いリビングを引き立たせています。さらっとしていて触れる感触も良くそのままゴロっとしたくなるような感じです。そして、そのリビングをより開放的にしているのが4枚の大きな窓です。その大きな窓にはカーテンではなく上げ下げのできる障子を使いました。カーテンとはまた違った光のまわり方がとても落ち着いた雰囲気を感じさせてくれます。

二世帯となると生活のリズムがいくらか違ってきます。よってそれぞれのプライベートを尊重しながらコミュニケーションのとれる空間づくりがポイントでした。そこで一階の廊下を障子で仕切ることにしました。そうすることで室内にも柔らかな光が回り、誰かの存在感を感じつつも気にならないそんな空間になりました。

客間としてつくった和室も障子をはずせばリビングと一体となり、大空間に早変わりします。大勢のお客さんがきても気を遣わずくつろいでもらえる空間です。

至るところに施主様の思いが詰まった家はご家族にとって時間が経過するにつれて快適で好きになっていく、そんな住まいになりました。

ポイント1

柔らかい光の広々した空間

56坪あるこちらの家の広々したLDKは、大きな窓を配置した家族が集まって団らんするには最高の空間になりました。廊下を仕切る障子は柔らかい光を通しとても居心地のいい空間を演出してくれます。また、リビングの大きな窓にも上げ下げのできる障子をつけ程よく外との仕切りを担っています。それは、カーテンとはまた違った良さを感じることができます。

廊下との仕切りの障子をあけ広げるとそこは続きの大きな広間に早変わり大勢のお客さんが来ても対応できるプランです。さらにキッチンは大きな窓を前にして開放感がいっぱい。思わず食事の支度でキッチンに立つのが楽しくなりそうです。もう一つ注目なのがリビングから和室へ向ける風の通り道、夏を涼しく過ごせる工夫を盛り込みました。

ポイント2

家族の生活スタイルに合わせた収納

ご両親の住まいの空間は日常の生活が不自由しないようにキッチン、収納、簡易玄関を設置。時間帯によって生活のずれがあってものお互いの生活を妨げる事がないように工夫されています。南側に和室を設け場合によってはお客さんの宿泊にも使えるようになっています。こちらについた大きな掃出し窓はたくさんの光を室内に注ぎ込んでくれます。

ご家族が多いと収納はとても重要なポイント。階段下をはじめ食品庫、ご両親用の収納庫、WICなどいたるところに収納ポイントを設けました。2Fには本が好きな奥さんと娘さんのためご大容量の本棚を設置ちょっとした図書スペースになっています。

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