昭和町の家

デザインコンセプト

長く家族がいる場所にこだわると予算が上手に配分できます。

2年の歳月をかけ、じっくりとお互いに信頼関係を育んだ結果、満足、納得できる家がついに完成いたしました。

施主様はとても仲の良い3人家族。とことん追求されるご主人。今回のお住まいもご自分で何度も間取りを考えられました。その都度、設計担当者と意見交換を重ねた結果、より快適な暮らしが実現できました。

常に健康と向かいあってお仕事をされている、鍼灸師の奥さま。ご自身も匂いや素材には、敏感に反応される方です。材料や素材はかなり時間をかけ、じっくりと体感しながら選択されました。

ひとり遊びが上手で、その集中力にはいつも感心してしまう3歳の男の子。いつもおおらかで、温かいご家族です。

「家族で過ごす場所は、広くない方がいいんです」と、いつも仲の良いご家族ならではのご希望でした。造成地の中の角地。2方向は道路。2方向は隣地。その中でのリビングの位置を考えるのは、簡単ではありませんでした。センターリビングのポジションの重要性、家族の距離感、階段の位置、プライバシーの確保など。リビングの位置が決まることで、暮らし方が見えてきます。家族が長くいる場所がわかってくると、おのずと予算配分が効率よく出来てバランスのとれた予算内での家づくりがわかってきます。

ポイント1

ずっと居たくなるような居心地の良さ

素材・材料の選択にたっぷり時間をかけることで、快適な暮らしが見えてきます。お施主様には、いろんな種類の家を見ていただきました。見学会場で体感いただき、何が必要で、何が要らないのか、ひとつずつ条件を絞っていきました。

素材の種類によっては「目がしょぼしょぼする」とか「目がチカチカする」と匂いや感覚がとても敏感な奥さま。反応する材料を完全に取り除くことは難しいのですが、なるべく反応が出にくい素材を見つけることはできるのです。焦らずに、現場を何軒もじっくり見ていただいたからこそ、「この部屋はこの材料でいきましょう」と適切な判断で、材料を選定することができました。

ご家族が望まれていたのは木の感じや匂い・空気がすごく気持ちよく、ずっと居たくなるような居心地の良さ。そして、何より、毎回こどもたちが遊び回る家。

ポイント2

子どもが安心して遊びはじめる家

私たちの開催する見学会に多く参加されているなかで「子どもは敏感なので、子どもが安心して遊びはじめる家。これが『いい家』の証拠だね」と夫婦でよく話されていたのが印象深く残っています。

お引越し後は、幸せそうなご家族の写真を多く拝見しています。ご家族からお聞きした一番嬉しかった言葉。「引越したら、こどもが自立してきて、少し大人になりました(笑)」こどもたちが楽しそうに、率先して動き始める。結果ご両親にも笑顔が増える。

そんな暮らし方ができる家を造り続けたいと思います。

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